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研究会のミッション。

世界には日本語を学んでいる人が想像以上にたくさんいます。

彼らは日本に来て、日本人と日本語で話したがっています。

特に日本語学習者が多いアジアからは、たくさんの観光客が何度も日本を訪れています。

そんな彼らが日本語で話しかけて来たら、

やさしい日本語」で堂々とおもてなししましょう。

英語でなくて、いいんです。


みなさんは海外旅行に行く前に、その国の言葉を一生懸命覚えた経験はないでしょうか。

その国が好きであればあるほど、旅行の前にその国の言葉を覚えようとします。

現地で言葉が通じた時の喜びは、旅のいちばんの喜びかもしれません。

 

さて、この話を日本に来てくれる外国からの旅行者にあてはめたらどうでしょう。

わたしたちは、不慣れな英語で話しかけることが、おもてなしだと思っていないでしょうか。

もしかするとそのことが、外国からの旅行者をがっかりさせているかもしれません。

 

そこでわたしたちは、外国からの旅行者にやさしい日本語でおもてなしをする、ということを考えました。

いつもの日本語をほんのちょっと工夫するだけで、外国人にもわかりやすい、やさしい日本語になります。

やさしい日本語をちょっと勉強して、やさしい日本語でおもてなしをしよう。

これがこの研究会からの提案です。


このことにいち早く注目したのが福岡県の柳川市です。

柳川市は美しい観光地です。川下りやうなぎめしなどを求めて、外国人観光客も多数訪れます。

市ではもともと、観光案内などの多言語化を進めていましたが、

高齢者が中心の町で、英語を使って観光客に対応しようとしてもうまくいくはずがありません。

 

そこで、柳川市は考えました。

市を訪れる外国人観光客の半数近くは台湾から。

彼らは日本観光のリピーターで、日本語学習者が多いらしい。

 

ならば、おもてなしは日本語でいいのではないか。

そうすれば、お年寄りも、高校生も、おもてなしに参加できるのではないか。

市民が学ぶべき言葉は英語ではない。「やさしい日本語」だと。

 

そんな単純すぎてほとんど誰も気がつかなかったことを提案して、

柳川市は内閣府の地方創生交付金を受けることができました。

研究会は、この柳川市の取組みを支援します。

そしてこの実践が「柳川方式」として全国の同じような地方都市でも共有されることを夢見ています。


「やさしい日本語」はもともと、日本に住む外国人のために研究されて来た言葉です。

災害時の緊急の情報や行政の情報をわかりやすく伝えるためのものです。

研究会の試みはこの「やさしい日本語」を、観光など他の分野にも広げて考えることです。

 

わたしたち日本人は、目上の人と話す時、敬語を使います。

子どもと話す時は、子どもにわかるように話をします。

親しい人と話す時は、うちとけた話し方をします。

 

同じような考え方で、外国人には「やさしい日本語」で話す。

そのために、日本人もあらためて「やさしい日本語」を学んでみる

研究会は、今後「やさしい日本語」の普及の仕方についても考えていきたいと思っています。

 

やさしい日本語ツーリズム研究会

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